当院は1984年(昭和59年)の開設以来41年間、地域に密着し、地域の皆さまから信頼される病院として歩んでまいりました。この間、埼玉県東部南地区の救急医療に貢献し、越谷市の中核病院として発展を続けてまいりました。
1990年(平成2年)に上尾中央医科グループの一員となり、地域のニーズに応えるため、2000年(平成12年)に増床し、現在では一般病棟108床、障害者病棟40床、療養病棟47床(うち地域包括病床16床)の計195床の施設となっております。また、救急車の受け入れは年間2800件を超えるまでになりました。
これまで順調に歩んでまいりましたが、開設から30年以上が経過したことを受け、2018年(平成30年)より管理棟、新病棟の建設を進め、2021年(令和3年)4月には病院エントランスと駐車場の整備を含む工事が竣工いたしました。新病院は国道4号線に面し、国道から直接駐車場へアクセスできるようになりました。
また、新病棟では病室だけでなく廊下も広く設計され、ゆとりある治療・療養環境を実現しております。外来も診療ブースを従来の倍以上に増設し、より快適で機能的なレイアウトとなりました。加えてMRIやマルチスライスCTなどの最新医療機器、電子カルテを導入して医療の質向上と医療DXを積極的に推進しています。
昨年には、外来に受診された方の利便性向上を目的に『患者支援センター』を立ち上げ、院内には分かりやすい導線ラインの表示を導入いたしました。今後もより質の高い医療の提供と、受診される皆様の利便性向上に努めてまいります。
これまで長年にわたり取り組んでまいりました救急医療については、今後も獨協医科大学埼玉医療センター、越谷市立病院と連携し、継続して取り組んでまいります。また、未病対策や早期発見を目的とした人間ドック・検診部門の充実にも力を入れ、高齢者の方々が安心して暮らせるよう、在宅看護・在宅医療のみならず、老人保健施設や老人ホームとの連携も一層深めてまいります。
今後も地域の皆さまが心地よく医療を受けられる環境づくりに努め、より一層地域に根ざした病院を目指してまいります。
職員一同、これまで以上に当院の理念である『安全で質の良い医療』を提供できるように努めてまいります。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和7年4月1日
病院長 松村 輔二
学歴
- 昭和58年3月
- 東北大学医学部卒業
- 平成3年3月
- 東北大学大学院医学研究科博士課程修了
専門医・資格
- 外科専門医・指導医
- 呼吸器外科専門医・指導医
- 呼吸器専門医・指導医
- 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
- 日本がん治療認定医機構認定医
- 麻酔科標榜医
- 肺がん CT 検診認定医
- 日本医師会産業医
- 獨協医科大学 名誉教授
- The Best Doctors in Japan 2012-2025
所属学会
- 日本呼吸器外科学会(特別会員)
- 日本胸部外科学会(特別会員)
- 日本内視鏡外科学会(評議員)
- 日本呼吸器内視鏡学会(評議員)
- 日本外科学会
- 日本肺癌学会(特別会員)
- 日本呼吸器学会
- 日本移植学会